紅茶の健康作用

BENEFITS OF TEA

紅茶の健康作用


お茶 - 地上で最も健康な飲み物

5,000年の間、お茶の健康作用について語られてきました。集中力や免疫力の向上やリラックス効果など、様々な理由でお茶は重宝されています。

世界中の医療検査機関や教育の場でお茶の効果効能に関する研究が進められている中、エキサイティングな発見もされています。研究が進む過程で、お茶の人への好影響に関する多くの調査結果が発表されているのです。

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ここでご紹介する情報は、近年発表された説得力のある学説ではありますが、医療現場からの見識そのもの、と捉えるのは時期尚早かもしれません。


抗酸化について

私たちは日々有害な影響下に身をさらしています。脂肪分や糖分を多く含む食べ物、有害な化学物質、たばこの煙などです。その結果、私たちの細胞を破壊する不安定分子オキシダント(フリーラジカルとも言われる)が体内に入り込みます。フリーラジカルは慢性障害や免疫力の低下、内臓疾患などの病気に繋がる可能性があります。

抗酸化物質を含む食品には果物や野菜、紅茶があります。抗酸化物質は、フリーラジカルによる影響を抑制する助けとなります。抗酸化物質がフリーラジカルを取り込み、細胞破壊を食い止めるのです。このため、抗酸化物質には腫瘍の発生や成長を抑制する働きがあると信じられています。

抗酸化物質と紅茶については様々な説がありますが、両者には強いつながりが確認されています。


  • 抗酸化物質はオキシダントを抑制する分子です。
  • 紅茶に含まれるポリフェノールには強い抗酸化作用があります。
  • フラボノイドは紅茶に含まれるポリフェノールの一種です。
  • カテキンはフラボノイドの一種です。お茶には4種類のカテキンが存在します。エピガロカテキンは、紅茶の健康効果について語られる際に頻繁に取り上げられるカテキンです。


紅茶が健康に良い理由

紅茶と循環器官

以前より、紅茶の効能としてLDLコレステロール値の抑制や血行が促進された際に血管を膨張させる機能強化が認められてきましたが、近年では紅茶に血圧を下げる効果が得られると考える専門家もいます。


紅茶と免疫

紅茶に含まれる抗酸化物質により免疫機能が保護されるという説もあります。紅茶に含まれるアミノ酸の中にLティアニンがありますが、その成分がウルスやバクテリアの侵入を防ぐ免疫機能を向上させる効果があるかもしれません。また、紅茶にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。その中にビタミンB1、B2 、B6、 C、葉酸、マグネシウム、ポタシウム、亜鉛などが含まれます。


紅茶と認知機能

紅茶のアミノ酸には、注意力を強める効果や落ち着いた心理状態を増幅させる効果があると言われます。ただし、効果が現れるのは3~4時間程度と限定的です。


紅茶と癌

これまでの研究では、紅茶に含まれる成分が癌の発症リスクを軽減する効果が確認されています。今日、この分野における活発な研究が行われています。


紅茶と咥内の健康

紅茶には天然のフッ化物が含まれています。歯のエナメル質を健全な状態に保つ効果があると言われます。また、紅茶に含まれるフラボノイドがバクテリアによる歯垢形成を遅くする効果が確認されています。


紅茶と痩身効果

紅茶にはカロリーがなく、カラダの水分補給を助けます。ソーダなどの砂糖を多く含む清涼飲料の代わりにアイスティーを選ぶことで、体重管理がより楽になります。また、お茶には新陳代謝を促進すると指摘する声があります。烏龍茶により強い痩身効果があると言われますが、実際には、他のお茶と比べて効果に違いが出ることはありません。


紅茶と骨の健康

アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションで発表された研究によると、年配の女性の骨密度を調べたところ、日常的に紅茶を飲むグループと飲まないグループとでは、紅茶を摂取している女性の骨密度のほうが高かったとの研究結果が出ています。



紅茶の参考文献

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